ニキビ治療で人気の漢方薬
ニキビ治療に使われる漢方薬で著名なものは、
十味敗毒湯と清上防風湯があります。
清上防風湯は、脂ぎった感じの強い症例に用いる薬で、
上半身に熱がこもりやすい体質の人に最適です。
比較的赤みを帯びた色の症状に適応があり、
顔面の熱や炎症を抑えるのに効果があります。
この薬は、ドラッグストアや漢方薬局などでも購入することが出来ますが
皮膚科で処方されると保険がきくので安いです。
漢方薬は、ニキビ治療の場合長期間服用することでより体質の改善が
見込めますので、クリニックで処方してもらうとよいでしょう。
十味敗毒湯は、皮膚の赤みや腫れを発散して炎症を取ってくれる薬です。
腫れや化膿を抑える効果が期待できるので、そうなりやすい体質の人が
服用することで、体質改善ができます。
炎症がひどくてかゆみを伴う症状の場合には、有効です。
こちらもクリニックで処方してもらうことで、自分に合ったものを
経過観察をしながら服用できます。
漢方薬を使ったニキビ治療のメリット
西洋薬を使ったニキビ治療との違いは、漢方薬の場合副作用が
比較的少なく体に負担をかけずに、治療をすることが出来るメリットがあります。
西洋薬、特に抗生物質は、細菌性の炎症を速やかに抑える効果があります。
しかし、長期的に使用すると耐性菌の出現や腸内環境の乱れなど、
様々な副作用が生じる可能性があります。
その反面、生薬を使った漢方薬の場合はそれが少ないです。
又、少しずつ体の悪いところを改善してくれる役割が期待できるので、
ニキビができやすい体質を治したい人には最適と言えます。
そのため、抗生物質などを漫然と使い続けるよりも、自分の体質に合った
清上防風湯や十味敗毒湯などを継続的に服用したほうが、
やめた時に再発しにくいです。
症状が出やすい体質そのものを変えてくれるので、できることが多いという方には適しています。
クリニックを受診すれば、保険診療で処方してくれますので
ドラッグストアなどで購入するよりもしっかりと診断をしてもらってから
服用したほうが良いでしょう。
体質に合ったものを服用しないと、効果が実感しづらくなるので
その点は注意する必要があります。